あなたはブルーベリーの育て方が気になりませんか?
抗酸化物質が豊富で、老化を防いでくれたり、視力が回復したりと、
まさに奇跡の果実ですね!!
ブルーベリーは、育てやすくスペースをとらないので、
どんな人でも簡単に始めることができますね。
ブルーベリーを育てたことがあるけれど、実がつかなくなってしまったり、木を枯らしてしまったりしたことはありませんか?
わかります!私もその一人です!!
ポイントをおさえることで、ブルーベリーは、収穫し続けることができるんです。
農家の息子と結婚して、子育てをしながら、田舎に移住して3年の私が、
植木鉢で簡単!ブルーベリーの育て方とは?お手入れ方法や失敗しない方法を合わせて解説していきます!
ブルーベリーの育て方
ブルーベリーは、初心者でも育てやすい果実になりますが、
品種によって生育温度や土の酸度が変わります。
そして、同じ系統の品種を2種類以上育てることが、
たくさん収穫するために必要です!
失敗しないために、基本的な特徴をおさえておきましょうね。
栽培のスタート | 苗木から |
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植え付け時期 | 落葉期(関東より西では11〜3月、寒冷地では2月下旬〜3月中旬) |
開花期 | 4〜5月 |
収穫期 | 6〜9月 |
植え付けから収穫の期間 | 1〜2年(苗木の成長は個体差が大きいので期間に開きがある) |
耐寒気温 | −20〜−10℃ |
土壌酸度 | pH 5.0前後(土壌酸度のpHとは、水素イオン濃度のこと。0から14まで段階がある。数字が0に近いほど酸性で、7は真ん中だから中性、数字が大きくなるとアルカリ性になる。) |
日照条件 | 日なた |
樹の高さ | 鉢植え:1〜3m程度 |
- 6〜7月に収穫になる早生種
- 実が大粒だが、収穫量は少ない
- 寒さに強い
- 土壌の適応性が低いので酸度調節が必要(pH 4.3〜4.7)
- 乾燥に弱い
- 7月中旬以降に収穫になる晩生種
- 土壌の適応性が高く、作りやすい品種(pH 4.3〜5.3)
- 暑さに強い
- 収穫期間が長い
- 実がたくさん収穫できる
どれを育てるか迷ったら
最低限の準備
ブルーベリーは、自分の花粉だけでは受粉しにくいです。
2種類以上の品種を近くに植えると、ミツバチが花粉を運んでくれるので受粉しやすいです。
苗木 | 市販,5号鉢くらいの大きさがベスト!(品種名が書いてあるもの) |
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植木鉢 | 大きさは、6〜10号:直径18〜30cmのもの。苗木の根鉢より一回り大きいものを選ぶ。スリット鉢がおすすめ!①根詰まりしにくい②植え替えの頻度が減る③鉢の容積を小さくできる(底に入ったスリットのため、根が鉢の中でぐるぐる回らない。短い根っこが土の中で放射線状に伸びる。)④鉢底石がいらない |
土 | プルーベリー用の土 |
鳥・害虫対策 | 防鳥ネット、防虫ネットなど |
おすすめの肥料 | ブルーベリー用の肥料、緩効性肥料 |
あると便利なアイテム | 移植ごて/じょうろ/園芸用のハサミ |
苗木選びのポイント
- 苗木のラベルが古くなっていないか(売れ残りの可能性あり)
- 根っこが詰まっていないか(栄養を吸えないので育ちが悪いものが多い)
- 成長の仕方が時期に合っているか(冬に花芽が出ている場合など→前の年からの売れ残りで、店頭の生育サイクルになっている可能性が高いため)
植え替えは11月から3月
植え替えは11月から3月の落葉期がベストです。
寒い時期は、木が休眠期に入るので、根っこをいじってもダメージが少ないといわれているからです。
根詰まりを防いでくれたり、通気をよくしたりする効果がありますよ。
プラスチック製の鉢を準備する。(素焼きのものより、プラスチックのものが乾燥しにくいため。ブルーベリーは乾燥に弱いので。)
- 苗木より2回り大きな鉢を用意する。
- 鉢から株を取り出す。(根鉢をほぐして、軽く古い土を落とす。苔・雑草は除去する。)
- 鉢の中央に苗木を置く。
- 鉢の縁から3cm下になるように、ブルーベリー用の土を入れる。
- その上から、株元にバークチップ(ヤシの実のチップ)を敷いていく。(乾燥防止・コガネムシの侵入を防ぐため。)
- 鉢の底から水が流れるくらいしっかりと水やりをする。
ブルーベリーの「お手入れ方法」
甘くみずみずしいブルーベリーを育てるためには、お手入れ方法や時期を覚えておくといいですね!
植え付け・植え替え | 11月から3月(植え付けは2〜3年に1回) |
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剪定 | 1〜2月 |
収穫 | 6〜9月くらい(品種によって異なる) |
追肥 | 1年に2回/5月と8月下旬 ブルーベリー用の肥料か緩効性肥料など |
お礼肥 | 収穫後に1回/9月 |
水やり | 午前中、2日に1回 |
水やりは2日に1回
ブルーベリーは、乾燥が嫌いです。
肥料のやり方
1年に2回、5月と8月下旬にブルーベリー用の肥料か緩効性肥料をやりましょう。
ブルーベリーは、収穫後に使った養分を補給するためにお礼肥をあげます。
化成肥料は土の酸度をアルカリ性に傾けてしまうので、使わない方がいいです。
追肥 | 1年に2回、5月と8月下旬:ブルーベリー用の肥料か緩効性肥料 |
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お礼肥 | 収穫後に1回、9月:ブルーベリー用の肥料 |
鉢の大きさによって使う肥料の量が違うのでチェックしておきましょう。
4〜5号 | 10g |
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6〜8号 | 20g |
9〜11号 | 30g |
12号以上 | 50g |
10月ころに新しい枝葉が出ていたら、肥料のやりすぎです。肥料を減らして調節しましょう!
鳥・害虫の対処法
ブルーベリーは、基本的には病気や害虫の被害は少ないので、無農薬で育てることができます。
人工受粉のやり方
ミツバチが飛んでこない場所は、人工授粉をしましょう。
- 黒い紙を用意する。
- 黒い紙を手のひらにのせて、開いた花の下にそっと置く。
- 枝をポンポンと優しく叩くと、白い花粉がパラパラと落ちる。
- その花粉を、綿棒か耳かきのフワフワした部分を使って、違う品種の花に軽く当てる。(花は下向きに咲いていて、花の先におしべが少し出ている。)
花は白いツリガネ状で、下に向いているわ。受粉しないと、花が落ちて枯れていくの。受粉が成功したら花が上を向くからわかりやすいわよね。
枝の剪定方法
たくさん実をつけた次の年は、養分を使いすぎちゃって、収穫量がガクッと減ります。
ある程度、実が着いたところで剪定してあげると、
木が栄養を使いすぎないので、安定した収穫量と品質を保てます。
葉っぱが増えすぎると、梅雨の時期に、虫が大量発生します。
虫のすみかを無くしてしまいましょう!
- 木を充実させるため
- 病害虫を防ぐため
- 樹形管理をするため
- 実の収穫量・味を安定させるため
- 枝がぷっくりしているところは花が咲くから切らない。
- 2〜3年の苗木は花を咲かせない。(木を大きく育てるため。)
- 枯れている枝・細くチョロチョロ出ている枝・株の中に入って伸びている枝を切る。
剪定方法がとてもわかりやすく解説されているので紹介します。
初めての人は絶対にやらなくてはいけないブルーベリーの剪定教えます。
収穫時期
収穫時期は、ハイブッシュ系で6〜7月、ラビットアイ系で7〜8月です。
果実のおしり・触感がポイント!
果実の色が、おしりの部分まで黒く変色していたらOK!
触った触感が柔らかく、ひっぱったら抵抗がなく、スルッと取れる。
まとめ
ブルーベリーは、お手入れの時期を守ることで長く収穫をすることができますね。
最初は、収穫までが待ち遠しいですが、そこをグッと我慢することで、
美味しいブルーベリーを楽しむことができます。
そのまま食べても美味しいですし、ジャムにすると長く楽しめますよ!
子育て中の方は、お子さんと一緒に収穫を楽しんでくださいね。
我が家では、朝採れたてのブルーベリーをヨーグルトに入れたり、スムージーにしたりしていますよ。
自分で栽培したブルーベリーは農薬の心配がなく、安心して子どもに食べさせることができますよ。
あなたも、この機会にブルーベリーを育ててみませんか?
- 酸性の土(ブルーベリー用の土)を使用する。
- 最低1日4時間以上、日が当たるところに置く。
- 水やりを2日に1回する。
- 栽培する品種が、住んでいる地域に合っているか確認をする。