果物

レモンの育て方とは?お手入れ方法&失敗しない方法を含めて解説!

「レモン」ってどうやって育つと思いますか?

育てる前にどのように実をつけているのかイメージできない方も多いと思います。

そんな初心者の方でも、簡単に自宅でレモンを育てることができるように、徹底解説していきます!

重要なポイントを知ることで、凄く美味しいレモンができるので早速みていきましょう!

レモンの育て方

レモン 栽培カレンダー

レモンは、春から秋にかけて花を咲かせます。10月〜11月ごろのはグリーンの実をつけていきます。

グリーンのレモンを楽しみたい方は、この時期に収穫しましょう!

12月頃まで待つと綺麗な黄色の熟した実になり、よく見るレモンが収穫できるようになります!

準備物(植木鉢で育てる場合)

レモンを育てるには大きな庭がないとダメと思っている方が多いと思います。しかし、実は植木鉢で育てることができるのです!

〜準備物〜

  • レモンの苗木
  • 直径30cm以上の植木鉢
  • 果実用培養土
  • バーク堆肥
  • 鉢底網
  • 軽石
バーク堆肥

バークとは、樹皮のことを指しています。これを発酵させて作る有機質肥料をバーク堆肥と言います。

バーク堆肥は土を柔らかくフカフカにするために使用しされます。

苗木の選び方

良いレモンの苗木の見分け方のポイントは3つです!

  • 葉がたくさんついているもの
  • 主根が太いもの
  • 根っこが鉢の底から出てきているもの

見分け方のポイントは3つなので購入する際はチェックしてみてください!

植える手順

①鉢底網と軽石を植木鉢の底が見えなくなるまで入れる。
②土を入れる。
③植木鉢にビニールポットから外した苗木を植え付ける。
④土の上にバーク堆肥を敷き詰める。
⑤鉢の下にレンガなどを置く。(排水や通気性をよくするため。)

レモンのお手入れ方法

レモン お手入れ

ちゃんとしたお手入れの方法を理解する事で美味しいレモンがたくさん取れるようになります!

一つずつ解説していくのでしっかり覚えていきましょう!

水と肥料のやり方

水やり

土の上のバーク堆肥が乾いたら、底から水が 出てくるまでたっぷり水を与えましょう。特に7〜8月は気温が高くなりすぐに土が乾いてしまうので水切れに注意しましょう!

またレモンは、果実の中でもよく肥料を取り込みます。肥料が無くならないように年3回はあげるようにしましょう!

温度

温度計

温度は15℃を保つのが理想的です!

レモンは寒さに弱いのが特徴です。−3℃を下回ると枯れてしまうこともあります。

寒い地域で栽培する際は、植木鉢で育て室内移動できるように管理しておくことが大切です!

また、雨風が強い場合は病害虫の被害に遭いやすくなってしまいます。

剪定せんてい方法

剪定

剪定をしないと余分な栄養が樹に行ってしまい、美味しいレモンができなくなってしまいます。

そのため、剪定は必ずしましょう!また、剪定する時期は3〜4月に行いましょう!

Step1 植え付けた際に、主幹の上部を3分の1切り落とします。

Step2 1〜2年後に、成長した枝の先端を切り落とします。

Step3 3〜4年後にカットした箇所から多くの枝が伸びてきている状態になります。また、伸びてきた枝の先端をカットしましょう。

どうして剪定するの?

剪定することで枝が増えていきます。枝を増やすことによって実の付きが良くなります。

ここで剪定してもいい枝の見分け方をご紹介します。

ポイントは2つ!

  • 前年実をつけた枝
  • 勢いよく伸びた枝

前年の身をつけた枝を見分けるのは難しいですよね。こんな時は、実のなった枝にリボンをつけるなど、目印をつけることをお勧めします!

そうすれば間違えて切ってしまうこともありません!

摘蕾・摘果てきらい・てきか

摘蕾摘果

摘蕾とは、余分なつぼみを間引くことです。

レモンの蕾は、ブドウのような形のできていきます。中心の蕾を残してその他を間引いていきます。

摘果とは、余分な実を摘み取ることです。

2〜3年目は実がついてきたら摘果を行います。果実を付けるには大変なパワーが入ります。まだ木として若いうちはパワーを貯めておいた方が後に美味しいレモンが食べられるでしょう!

目安として、2年目は2〜3個、3年目は4〜5個くらいずつ実らせましょう。

また、摘果するなら8月にしましょう!

病気と対策

レモンの病気

病気:潰瘍病かいようびょう

症状:レモンの木には鋭いトゲがあります。このトゲが葉や果実を傷つけかさ蓋のようなものができます。

対策:木が若いうちにトゲをとっておきましょう。

害虫と対策

あおむし

害虫:アブラムシ・アゲハ蝶の幼虫・カミキリムシなど

対策:鉢にネットを被せることが1番効果的です。

収穫時期

収穫時期

おすすめの収穫時期は、春に実をつけ、秋から冬の間で収穫することが良いです。

秋に出来る実は、緑色の見た目からグリーンレモンと呼ばれています。このレモンは、香りと酸味が強いのが特徴です。

冬になると、黄色のレモンになっていきます。グリーンレモンに比べ皮が分厚くなっています。

レモンの木には、トゲがある場合があります。収穫の時は手袋をし怪我しないようにしましょう!

収穫時は、手でちぎると実を傷つけてしまう危険があるので刃物を使うことをおすすめします!

保存方法

常温で10日程度は保存可能です。

冷凍の場合は3週間程度は保存可能です。

どちらも乾燥を避けるために、ラップでくるみ、ジップロックに入れておきましょう。

種から増やす方法

種から増やす

実は、レモンは種からでも簡単に育てることができるのです!

方法が2つありますので一つずつ解説していきます!

「方法1」土へ直接植える

①土を用意する。
バケツの中で土に水をかけ湿らせていきます。この時、濡らしすぎないように注意しましょう。種が腐る恐れがあります。
②底に穴がある鉢を準備する。
深さ:13〜15cm、幅:8〜10cm(この大きさで種一個分)
複数植えたい場合はさらに大きいサイズを買いましょう。
③土を鉢へ入れ、種を入れる穴を開ける。
上から3cmの高さまで土を入れます。
土の表面から1.5cmの穴を開けます。
④種を選び、綺麗に洗う。
できるだけ、丸々と膨らんだものを選びましょう。小さいものやシワが入っているものは目が出てこない可能性があります。
種のぬめりをしっかり落とします。ぬめりが残ってしまうと種が腐る原因になります。
また、種は一つではなく複数選んでおくましょう。
⑤種を植える。
尖った方は下向き、丸い方は上向きになるように入れます。
⑥鉢にラップをする。
ラップをしたら、輪ゴムで固定します。
ラップは爪楊枝などで穴を開け通気性をよくしておいてください。
⑦暖かい場所に置き、水をやる。
約20〜28℃が理想の温度です。
暖かい場所であり日が当たる場所ではありません。日光が当たりすぎると苗の繊維が焼けてしまうことがあります。
また、土に乾きがみられたら水をやるようにしましょう。
乾いていた場合は、ラップを一度外すてから水を与えます。その後は必ずラップをしましょう。
⑧目が出てきたらラップを外し、日当たりの良い場所へ移す。
湿った状態を保ちましょう。とはいえ、濡らしすぎもよくありません。

 

「方法2」キッチンペーパーで育てる

①キッチンペーパーを濡らす。
余分な水分をとり、平面な場所でシワを全て伸ばしておきます。
キッチンペーパーのサイズはジップロック式のプラスチック製の袋に入るサイズです。
②種を5〜10個選ぶ。
できるだけ、丸々と膨らんだものを選びましょう。小さいものやシワが入っているものは目が出てこない可能性があります。
キッチンペーパーに置いた際に間隔が7cmほど開く量にしましょう。
③水の中で一晩放置する。
④種のぬめりをとる。
ぬめりが残ってしまうと種が腐る原因になります。
⑤白っぽい表皮を剥がす。
尖った方へカッターなどで切れ目を入れ、剥がしましょう。
表皮を剥がすと茶色い層が出てきます。
この工程は必須ではありません。
⑥茶色い層も剥がす。
緑の種が出てきます。
⑦種をキッチンペーパーに並べる。
根が絡まないように、均等に並べるようにしてください。
キッチンペーパーが乾いていないことを確認しましょう。もし、乾いていたら下か上に別の濡らしたキッチンペーパーを重ねましょう。
⑧ジップロック式のプラスチック製の袋に入れる。
レジ袋などジップロック式でないものは使わないようにしましょう。
ジップロック式のものだと、湿気と熱を閉じ込めることがで発芽を促成してくれます。
⑨暗く暖かい場所で保管する。
20〜22℃が理想の温度です。
発芽まで1〜2週間程度かかります。
⑩鉢に植え替える。
8cmになったら植え替えます。
土は、湿らせたものを用意します。(「方法1」の①参照)
土を入れたら、深さ1.5cmの穴を開けます。種は尖った方を下に向け植え替えます。
⑪鉢を暖かく日の当たる場所に置く。
土が乾燥しないように水を与えましょう。ただし、やりすぎには注意しましょう。

苗木の世話

①週2〜3回水をやる。
苗木に葉が4枚ついた段階からは、土が乾いてから水をあげましょう。
②たっぷり日光に当てる。
10〜14時間日光へ当てることが最適です。
少なくても8時間は日光へあてましょう。
③植え替えの時期をする。
1年経ったごろに15cmの鉢に植え替えます。
その後も大きさに合わせて鉢を大きくしていきましょう。
大きさが合っているか確認するには、鉢の裏側を確認しましょう。根が鉢の外まで出ていたら植え替えるタイミングです。
④土の酸性度を維持する。
レモンはやや酸性の土を好みます。(ph5.7〜6.5)
専用の道具で図ることができます。
ph値が下がっている場合は、コーヒーや紅茶(牛乳や砂糖が入っていないもの)を水に混ぜて水やりしましょう。
⑤栄養分を与える。
  1. 年に3回肥料を与えてください。
  2. 2〜4週間、カルシウム・マグネシウムが豊富な液体肥料を水と混ぜて与えましょう。(屋内の場合は屋内用肥料を与えましょう。)
  3. 月に1度、水2Lに硫酸マグネシウム大さじ1を混ぜて水やりをしましょう。(木が小さい場合は翌月に回すなど必要な分だけ与えましょう。)
⑥実がなる。
本格的に実がなるには5年でできる木もいれば15年かかる木もいます。
実がなったら美味しくいただきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

育てる上での重要なポイントをまとめておきます!

苗の選び方は、

  • 葉がたくさんついているもの
  • 主根が太いもの
  • 根っこが鉢の底から出てきているもの

剪定は、必ず行うこと。ポイントは2つ!

  • 前年実をつけた枝
  • 勢いよく伸びた枝

・最適な温度は15℃

・肥料は年に3回

以上のポイントを守って、美味しいレモンを育ててください!

思ったより簡単そうでしたね!時間はかかりますが、お世話をするうちに愛着が湧いてくると思います!

愛着が湧いた方は、レモンを乾燥させお部屋の飾りを作ることができるので挑戦してみてください!

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