「ラディッシュ」を育ててみたいと思いませんか?
実は初心者でも簡単に作れるんです。野菜を育てようと思い立ったけど、どんな野菜を育てて良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
実は私もそう思っていました。
ラディッシュなら低コストで収穫も早いのでぴったりですよ。プランターで作るのに適しているので、ベランダでも作れちゃうんです。
子育て中の方は、子どもと一緒に野菜を育てる体験をすることで食育にもつながりますよ!我が家でも、娘と一緒に作ったプチトマトは、野菜嫌いの娘でもパクパク食べます。野菜を育てることは、子どもの五感を育むことにもつながっているのですね。
ラディッシュは、比較的害虫に強いので無農薬栽培も可能ですよ。家族に安心安全なお野菜を食べさせたいですよね?
重要なポイントを知ることで、凄く美味しい「ラディッシュ」ができるって知ってましたか?
この記事では、初心者でもわかりやすい「ラディッシュ」の育て方を、お手入れ方法や失敗しない方法を含めて解説します。
一緒に野菜作りを始めていきましょう!
ラディッシュの育て方
「ラディッシュ」の栽培は、初心者でも簡単に作れます。
ラディッシュは「はつかだいこん」といわれるように、種まきから1ヶ月ほどで収穫できます。収穫が早いので、時期をずらした種まきで長く収穫ができます。家庭菜園を新たに始めるのにぴったりの野菜です。
[育て方に適している時期]
春まき | 3月下旬〜5月下旬 |
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秋まき | 9月上旬〜10月下旬 |
栽培に適した温度 | 15〜20℃、冷涼な環境を好む。 |
「ラディッシュ」は暑さに弱いので、夏は避けましょう!
「ラディッシュ」は生のまま食べると少し辛味があり、ビタミンCがとれます。(ビタミンCは皮膚のコラーゲンの生成や鉄の吸収をよくする働きがあります。)
ラディッシュの栽培準備
ラディッシュの種 | 形が整った、大きめもの選ぶとよい。 |
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土(石灰あり、なし) | 水はけと通気性のよいやわらかな土(土壌酸度pH5.5〜6.0)/野菜用の培養土など |
害虫対策 | 防虫ネット/薬剤など |
おすすめの肥料 | 化成肥料/液体肥料など |
おすすめのアイテム | 防虫ネット/寒冷紗/U字の支柱/真っ直ぐな棒または板/移植ごて/ジョウロなど |
・プランターでつくるおすすめの品種
コメット(赤色) | プランターに最適!直径2cmで表皮は鮮やかな赤で中身は真っ白です。サラダ、酢の物、塩漬けがおすすめ! |
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レッドチャイム(赤色) | すが入りにくい、大きく育っても裂けにくいので初心者向けです。表皮は濃い赤色で、中身は白です。歯切れがよいです。 |
カラフルファイブ(5色) | 赤、白、桃、薄桃、紫色と名前の通りカラフルで見た目の美しい品種です。葉が少なく柔らかいので、根と一緒に一夜漬けがおすすめです。 |
フレンチ・ブレックファスト(紅白色) | 表皮が紅色と白色のツートンカラーになり、彩りがとても美しい品種です。形は長卵形で長さ4cm、直径2cmになります。サラダや一夜漬けがおすすめです。 |
アイクシル(白色) | 長さ10〜12cm、直径2〜2.5cmになります。透き通るような純白色でとてもきれいな品種です。 |
・畑で作るおすすめの品種
コメット(赤色) | プランターに最適!直径2cmで表皮は鮮やかな赤で中身は真っ白です。サラダ、酢の物、塩漬けがおすすめ! |
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レッドチャイム(赤色) | すが入りにくい、大きく育っても裂けにくいので初心者向けです。表皮は濃い赤色で、中身は白です。歯切れがよいです。 |
アイクシル(白色) | 長さ10〜12cm、直径2〜2.5cmになります。透き通るような純白色でとてもきれいな品種です。 |
雪小町(白色) | 長さ8〜10cm、太さが1.5cmほどの白い品種です。柔らかいのでサラダや一夜漬けがおすすめです。 |
紅白(紅白色) | 長さが4〜5cmの紡錘型で、尻詰まりがよく紅白の彩りが美しいです。サラダや一夜漬けがおすすめです。 |
何を育てて良いのか迷ったとき、ラディッシュの写真を見たい方はこちらをどうぞ!
プランター栽培の場合
・プランターの選び方
園芸店などでよく見かける標準サイズのプランターが良いでしょう。プランターは深さ15cm以上の長方形がおすすめです。標準サイズのプランターの容量は約15ℓです。市販されている13〜14ℓ入りの家庭菜園用培養土がちょうど1袋入る大きさです。プランターの底に穴が開いていないものは水が溜まるので、必ず穴が開いたものを選びましょう。
・プランターの準備
まず土などを入れる前にコンテナの底を見てください。左右どちらかに水抜き穴があり、そこを塞ぐ線が付いています。穴を塞ぐと水がたまってしまうので、栓は取り除きましょう。その上から鉢底石を敷き詰めます。プランターの底にネットがついている場合は、それに鉢底石を入れていきましょう。鉢底石はネット付きのものが販売されているので、ネットの袋に入れてから敷いていくと便利です。入れる量は、底が隠れる程度でOKです。平らに敷いて2〜3cmくらいが目安です。
土のこだわり方のポイント
自分で用土をつくる場合
プランター | 赤玉土小粒は6:バーミュキュライト3:川砂2で用土10ℓに対して苦土石灰10g、化成肥料20〜30g混ぜ合わせ1週間寝かせます。 |
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地植え | 種まきの2〜3週間前から土づくりを始めます。畑1㎡あたり100gの苦土石灰をまいてよく耕します。1週間後畑1㎡あたり、堆肥2kg、化成肥料100gをまいてよく耕します。さらに1週間寝かせて種をまきます。 |
・プランター栽培の場合の土入れ
・地植えの場合の土づくり
植え付けの1週間〜10日前に幅30〜40cm、高さ10cmの畝を作ります。できるだけ排水のよい畑を選びます。根をスムーズに伸ばすために、石や雑草を取り除きましょう。また、未熟な堆肥を種まき直前に与えると、根が変形するので注意してくださいね。
種まき
・プランターで栽培する場合
プランターに用土を入れ、表面の土に10cm間隔で2列、細い棒で深さ1cmの溝をつけましょう。その溝に、種が重ならないようにすじまきをしていきます。まいた後、土をよせて軽く押さえ、水をたっぷりやりましょう。その上から新聞紙をかけて、乾燥していたらその上から水をやり、3〜5日発芽を待ちます。
・地植えの場合
棒の真ん中にも力を加えて押しつけると、溝の深さが均一になります。
これでラディッシュの準備は完璧です。
ラディッシュの「お手入れ方法」
栽培場所
①湿気を避ける
②芽が出るまで直射日光に当てない
③気温が高い時期は栽培しない
ラディッシュが病気にかかる主な原因は、湿気が多いことです。
また、ラディッシュは発芽までに直射日光を当てると発芽しない品種です。そのため、太陽が直接当たるところに、プランターを置かないようにしましょう。
地植えの場合はシートで覆いましょう。
気温が高いと縦長に、気温が低いと球型に育ちます。暑い時期は形が崩れて、うまく育たないので避けましょうね。
水やり
種をまいて芽がでるまでは、水をたっぷりやりましょう。
芽が出た後は、土の表面が白く乾いたときにたっぷりと水やりをしましょう。
収穫前は少し多めに与えると根が大きくなります。また、肉質が硬くなるのを防いでくれます。でも、実が大きくなる前に与えすぎると、実の成長が遅れるので気をつけてくださいね。
間引き・土寄せ
間引く時期は、本葉が2枚そろったころです。発芽して最初に出てくる双葉の後に出てくるギザギザした大きい葉が本葉です。込み合ってるところと、葉の育ちが悪いものを抜きましょう。株と株の間が5cm空いていればOKです。
ラディッシュの丈夫な苗の特徴は、胚芽がまっすぐに伸びて茎が短くて、太いものです。丈夫な苗を見極めることが大きくて形の良いものを収穫するコツになります。
追肥
ラディッシュの追肥は液体肥料がおすすめです。
生育期間が短い野菜の追肥に向いています。
プランター栽培の場合
基本的には元肥だけで大丈夫ですが、最後の間引きをしてからも、育ちが悪いときは追肥をします。肥料は液体肥料を使います。液体肥料を与えるときは、水やりの際に水に薄めてじょうろなどで株元に染み込ませたり、噴霧器で葉面に吹き付けます。
地植えの場合
本葉が4〜5枚になったら、500倍に薄めた液体肥料を、水やり代わりにあげましょう。その後、1週間に1〜2回、同じように追肥します。そのときに、根元に軽く土寄せをしておきましょう。(栽培管理 ラディッシュ【地植え】の育て方より)
肥料をやりすぎると、肥料やけを起こして根を痛めてしまうので、与えすぎないようにしましょう。
害虫対策
「ラディッシュ」につきやすい害虫はアオムシ、コナガ、ヨトウムシ、ハダニです。うどんこ病にかかることもあります。
気温が高いと害虫が出やすくなります。暖かい春まきや、早い段階での秋まきのときにおこりやすいです。
具体的な対策
①栽培周辺の草刈りを定期的に行う。
②害虫を見つけたら、早めにやっつける。
③同じ畑でアブラナ科の連作をしない。
畑やプランターの周辺に、被害を受けている野菜があったり、雑草が大量に生えていたりすると、害虫が出やすくなります。また、あたたかい時期はコナガやモンシロチョウが卵を産みつけにきます。そして、アブラナ科の野菜(大根、キャベツ、小松菜など)をつくった畑でラディッシュを作ると連作障害が起こりやすいです。
連作障害とは
同じ場所に同じ食物を植えると、その場所にその作物の苦手な雑菌が繁殖したり、栄養が枯渇したりしてうまく育たなくなることをいいます。
とはいっても虫が苦手な方も多いのではないでしょうか?
私も虫は大嫌いです。でも、無農薬で綺麗な葉も利用したいですよね?
そんな方は、寒冷紗や防虫ネットをかけて物理的に虫の侵入を防ぎましょう↓
防虫ネットを被せても、害虫がネットの側に卵をうみつけることもあります。プランターはほったらかしにせずに毎日観察しましょう。
それでも、虫を捕殺するのが苦手な方は農薬も検討してみてはいかがでしょうか?
農薬を使用する場合
コナガがつきやすいのでトアロー®︎フロアブルCT(BT水和剤:生物農薬の一種)を1000〜2000倍に薄めた液体を散布します。
アブラムシにはオレート®︎液剤を100倍に薄めた液体を散布します。
収穫時期は1ヶ月
本葉が5枚になり、土からのぞく根の直径が3cmくらいになったところで引き抜き、収穫します。 暖かい時期は、とり遅れると大根のようにすが入るので、早めの収穫を心がけましょう。いつまでも根が太らないというのは日当たりが悪かったり、乾燥や肥料不足になったりしたことが考えられます。特に乾燥しやすいプランター栽培では、日当たりの良い場所で土が乾かないように水やりをしましょう。
おすすめレシピ
材料
ラディッシュ 6個
ツナ缶 1/2缶
マヨネーズ 適量
薄口しょうゆ 数滴(お好みで調節)
①ラディッシュを薄くスライスし、塩もみします。葉はさっと茹でてみじん切りにします。
②塩もみをしたラディッシュと茹でたラディッシュの葉、ツナ缶、マヨネーズ、薄口しょうゆを混ぜたら完成です。(ツナ缶の油が気になる方は捨ててくださいね)
大人向けには黒こしょう、ごま油、オリーブオイル、レモン汁を入れるとさらに美味しく食べられます。我が家では、子ども用を取り分けておいて、後から味を足してます。
まとめ
「ラディッシュの育て方」は、初心者でも簡単に楽しむことができます。日当たりや風通しに気を配り、収穫のタイミングを見逃さないようにすると美味しいラディッシュが味わえますよ。
野菜嫌いのお子さんに悩まれているお母さんは多いのではないですか?
実は私もそうでした。
野菜作りを子どもと体験することで、興味を持って食べてくれるようになりました。
子育て中の方は、子どもと「ラディッシュ」を作ることで、お子さんが野菜に興味を持ってくれるとよいですね。
・水切れしないように管理する!
・しっかり間引きをして根を太らせる!
・とり遅れないよう収穫は早めに!!