あなたはキウイの育て方が気になりませんか?
ポイントをおさえれば、絶対に失敗しないんです!!
成功するポイントは、
- 人工授粉をさせること
- 摘果を行うこと(形が悪いものを間引くこと)
- 水切れをさせないこと
以上になります。
なんだそんなこと?ってあなたは思いましたか?
そうなんです、簡単ですよね?
でも、キウイには1つ欠点があるんです。
それは、成長すると、つるが広がりジャングル化してしまうことです!
私もやってしまったことがあります 笑
そこで本記事は、鉢植えで省スペース!キウイの育て方とは?お手入れ方法や失敗しないポイントを解説していきます。
キウイの育て方
キウイはよく育ち、病気や害虫に強いので、初心者でも育てやすいです。
そして、収穫期間が長いので、完熟キウイをしっかり楽しむことができます。
キウイは日当たりの良い場所が適しています。関東から西の地域は、10〜12月に植え付けをし、寒冷地は4月以降に植え付けをするのがおすすめです。
キウイは1つの木から咲く花が、オスかメスのどちらかになります。
そのため、開花の時期が合うオス木とメス木を一緒に育てるか、
メス木だけを育てて、人工授粉させましょう。
分類 | 半耐寒性、つる性 |
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栽培のスタート | 苗木から |
日照条件 | 日なた |
生育適温 | 12℃以上(年平均)、19℃以上(4〜10月)、ー7℃以上(冬季) |
特徴 | 人工授粉すると実がつきやすくたくさん収穫できる |
木の高さ | 1.5m |
植え付け期 | 11〜3月 |
開花期 | 5〜6月 |
収穫期 | 10〜11月 |
植え付けから収穫までの期間 | 7か月〜3年程度 |
開花から収穫までの期間 | 4〜6か月 |
最低限の準備
キウイの苗 | 品種名が明記された苗木 |
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植木鉢 | 苗木の根鉢より1回り大きなもの。6〜10号(直径18〜30cm) |
土 | 市販の果樹・花木用の土/自分で配合する場合→市販の野菜の培養土と鹿沼土(小粒)を7:3で混ぜたもの |
害虫対策 | 防虫ネット |
おすすめの肥料 | 化成肥料、有機肥料 |
あると便利なアイテム | シャベル、支柱(60cm)、ひも(麻・紙ひもなど)、じょうろ |
オス | メス | |
極早生(黄赤肉系) 開花期:4月末〜5月上旬 |
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早生(黄肉系) 開花期:5月上旬〜中旬 |
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晩生(緑肉系) 開花期5月中旬〜下旬 |
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苗木から植え付けるときのポイント
暖地は10〜12月、寒冷地は4月以降の植え付けがおすすめです!
- 根っこを乾燥させない。
- 支柱を立てて誘引する。
- 植え付け後は、日当たりの良い、強い風が当たらない場所におく。
- 8号サイズの鉢を用意する
- ポットから根を取り出す
- 植木鉢に土を入れる
- 根を広げるように苗木をそっと土に置く
- 苗木を手で支えながら、周りに土を入れていく
- 土を手でおさえる
- 支柱を立てて誘引する
- 鉢の底から水が滲み出るくらい、水やりをする
支柱の立て方はあんどん仕立がおすすめです。
キウイの「お手入れ方法」
キウイはお手入れをしないと、小さく酸味の強いキウイになってしまいます。
美味しいキウイを収穫するために、お手入れポイントは3つあります。
- 人工授粉
- 摘果
- 剪定
これをしないと、実が小さくなり、味が落ちるので必ずやりましょう!
水やり | 土の表面が乾いたときにしっかりやる。水が足りないとすぐ枯れるので水を切らさないように気をつける。 |
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生育適温 | 12℃以上(年平均)、19℃以上(4〜10月)、ー7℃以上(冬季) |
置き場所 | 日当たり・風通しが良く、雨が直接当たらない場所。 |
追肥 | 毎年11月に緩効性肥料(油かす)、2月に即効性の化成肥料をやる |
剪定は夏と冬の2回
剪定の目的
- 日当たりや風通しをよくするため(キウイは生育がよく葉っぱが茂りやすいため)
- 木が枯れ込むのを防ぐため
剪定時期
- 1〜2月初旬(休眠期で枝を痛めにくいため)
- 7月頃(キウイの実に栄養を届きやすくするため)
冬の剪定
切り落とす場所
- 枝が密集しているところ
- 昨年、実が出た枝
- 主枝(1番太い三木から枝分かれしている大きな枝)の上から伸びている枝・徒長枝(上に向かって勢いよく出ている枝)
キウイは昨年、実をつけた枝は翌年は実をつけません。昨年、実をつけたところより先に出ている芽を3〜5芽残して切りましょう。
夏の剪定
- 垂直に伸びている枝を切る
- 徒長枝を切る
キウイは春から夏にかけて枝が勢いよく茂ります。早めに切っておきましょう。
摘果は6〜7月
摘果の目的:実が小さいうちに間引いて、残したキウイに栄養をたくさん届けて、実を大きくするために行う。
摘果のタイミング:開花から1ヶ月以内
・枝の長さを目安にする場合
- 10cm程度は3本に1個
- 20cm程度は2本に1個
- 30cm程度は1本に1個
・葉の量を目安にする場合は、5枚に1枚程度
枝の長さや葉っぱの量はあくまで目安です。気にしすぎず、形がいびつなものや元気がないなと思った実を間引いてみましょう。
人工授粉は晴れた午前中に
キウイは、受粉をしたときにできるタネの数が多いほど、甘くて大きな実ができます。
人工授粉はオバナを摘んで、メバナに綿棒でポンポンと花粉をつけましょう。
オバナ1つで5つくらいのメバナに花粉をつけることができます。
- メバナが咲いて3日以内に受粉させる(3日しか受粉できないため)
- 晴れた日の午前中に受粉をさせる(雨の日は花粉が流れやすいため)
一般的な害虫の対処法
キウイの病気は細菌性で、お薬が効きません。
そのため、病気にかかった部分を取り除いて焼却するしかありません。
こまめに葉っぱの様子を見ておくといいですね!
収穫後は1週間追熟させる
- キウイをテーブルの角に叩く。(実が少しへこむ程度の力加減)
- 傷をつけたキウイと他のキウイをビニール袋に入れる。(5つくらいがちょうど良い)
- 1週間程度、常温で保存する。
- キウイを縦に押してみて柔らかくなっていたら食べ頃。
まとめ
キウイは放っておいてもある程度は育ちますが、やはり味が落ちます!
せっかく育てるならおいしいキウイに育てたいですよね?
美味しいキウイにするためには、
- 人工授粉
- 摘果
- 剪定
この3つをきちんとすれば、あなたも簡単に美味しいキウイを収穫できますよ!
最後におさらいです。
- 日当たりの良い場所で育てる
- 水を切らさない
- 実が硬いときに収穫して追熟させる
- 支柱を使って誘引する